『なんでも鑑定団』国宝級茶碗に中国人が「作ったのは私!」
「500円と鑑定されたらどないしよ。全国放送で大恥かくんやないやろか」
2016年12月、『開運! なんでも鑑定団』(テレビ東京系)に「天目茶碗」を出品した、徳島県内のラーメン店主・橋本浩司氏は不安にさいなまれていたという。
無理もない。常時2桁視聴率のモンスター番組の影響力は計り知れない。だからこそ、2000万円と鑑定された衝撃は大きかった。
「スタジオのギャラリー300人が大騒ぎ。中島誠之助先生の声が全然聞こえない(笑)。鳥肌が立ちましたよ」(橋本氏)
明治時代に大工をしていた曽祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫の屋敷を移築した際、大枚をはたいて買い求めたーー。父からはそう聞いている。大量に買った古美術品のひとつが天目茶碗だった。
番組レギュラー出演者で古美術鑑定家の中島誠之助氏は、こう絶賛した。
「12~13世紀、中国の南宋時代に、福建省の建窯(※建陽にあった陶窯)で焼かれた曜変天目に間違いございません。番組が始まって最大の発見です!」
いわば「茶碗の王様」、それが「曜変天目」だ。完全な形で現存するのは世界で3点のみ。そのすべてが日本にあり、国宝である。だからこそテレビ東京は、放送前から「世紀の発見」と大々的に宣伝。愛知県瀬戸市の陶芸家・長江惣吉氏も注目した一人だ。だが……。
「放送を見て、ひっくり返りましたよ。どう見ても現代中国製のお土産品。真贋以前の問題でしたから」(長江氏)
放送後、長江氏は実名で番組を批判するが、テレビ東京は「鑑定結果は番組独自の見解」と繰り返すのみ。真贋は宙に浮いたままだった。
だが放送から1年、曜変の本場、福建省のテレビ局「福建電視台」がその真贋論争に一石を投じた。
■国宝級と鑑定の茶碗、実は3000円だった?
「あの天目茶碗は私の作品です」
中国の福建省・建陽在住の女性陶芸家、李欣紅氏(62)が、初めて現地テレビ局の取材に応じ、鑑定団に登場した天目茶碗についてそう語ったのだ。
「第4の曜変天目」騒動は、中国でも注目の的。放送直後、李氏のもとに番組の画像がメールで知人から届いたが、見た瞬間に「なぜ私の作品が?」と感じたという。
現地放送は2017年12月4日。テレビ局に依頼され、長江氏は番組で李氏の聞き役を務めている。
「この文様は、4、5年前に流行したもの。建陽でも十数人しか作っていません。現地の天目茶碗研究第一人者の謝道華氏も、『間違いなく李氏の作品』と言っています。曜変騒動に答えが出ました」(長江氏)
1月上旬、本誌はあらためて李氏の携帯に連絡した。彼女は「いまでも自分が作ったものと断言できます」と答えた。
「鑑定は間違いです。あの作品は私が作り、お土産品として売っていたもの。販売額は100元~200元(当時で1500円~3000円)ほどなんですよ」(李氏)
李氏は2011年ごろから茶碗の底に「供御」と彫り始め、2013~2014年ごろから大量に作ったという。だとすれば、明治時代に入手できるわけはない。
出品者の橋本氏の説明を聞こう。
「初耳ですわ。中国に行った経験はゼロ、家族もね。天目茶碗の美しさに気づいたのは4、5年ほど前。納屋にカギなんてかけてないから、入れ替わってる可能性はありますよ。
事情はすべて鑑定団に説明してあります。仮に誤鑑定でも、私にとっては宝。番組にも、中島先生にも恨みなんてありません」
■視聴者を振り回す “とんでも” 鑑定団
曜変だけではない。鑑定団の茶碗鑑定には、ほかにも疑惑の声が上がる。大阪の一流美術商出身で、東京国立博物館で開催された「茶の湯」展(2017年4~6月)の贋作騒動を公にした、京都の古美術商は鑑定の難しさをこう語る。
「中島氏が焼き物全般を鑑定しているが、茶碗の鑑定は非常に専門性が高い。彼はもともと、古伊万里の磁器が得意分野。真偽が疑わしい鑑定は多数ある」
さらに別の古美術商は、番組の鑑定額という仕組みに疑問の声を上げる。
「売買価格なのか、業者の取引価格なのか判然としない。『エンタテインメント』と言い訳するなら、真贋を判定し価格をつけることなど許されない。公共の電波を使って、美術品を冒涜するようなもの。いちばん迷惑をこうむるのは、誤った知識を植えつけられる視聴者だ」
指摘に中島氏はどう答えるのか。自宅を訪ねると、「冬休みで外出中」とのこと。夫人が代わりに対応してくれた。
「(中国人陶芸家について)主人は噂では聞いてるみたい。曜変騒動に関して、以前から取材はお断わりしています。専門は古伊万里だけ? 元骨董屋ですから、それ以外も鑑定できると思います」
テレビ東京は、「鑑定結果は番組独自の見解です」と繰り返した。白黒ハッキリつけたがる中国人に、この答えが通用するはずはない。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180220-00010001-flash-ent

是非その匠の技を教えてくださいm(_ _)m

「放送を見て、ひっくり返りましたよ。どう見ても現代中国製のお土産品。真贋以前の問題でしたから」(長江氏)
爆笑

「鑑定は間違いです。あの作品は私が作り、お土産品として売っていたもの。販売額は100元~200元(当時で1500円~3000円)ほどなんですよ」(李氏)
大爆笑

鑑定額があまりにも分かりにくい
買取価格か売り価格かも分からない
古物は相場が有って無いような気がする

今、真作として出回ってる古美術作品ですら何割りかは贋作だろうって言われてるしねぇ。
物の価値なんかあやふやなもんなのが当たり前なんじゃないですかね?


番組で鑑定額をつけた鑑定者自身が
その値段だったら買うという数字を出してると思ってた。

なんでも鑑定団の天目茶碗は奈良大学が成分分析をしていて
18世紀以降に開発された化学顔料はほぼ検出されなかった
結果になった。

李欣紅さんの3000円の茶碗の成分分析すれば、
はっきりするよ

なんで1年後に出てくるのかな。

仮に本物ならたかが3000万はありえない。
この鑑定額には、中島氏の心中のためらいが垣間見える。
贋物と知りつつもマンネリ化した番組へ一石を投じようとした老婆心だったか、それとも単なる虚栄心か?
いずれにしても、その余計なパフォーマンスは中島氏への致命的ミスとなり自らに跳ね返ってきたのだ。

番組に2000万円で買い取ってもらえばいい。そうすれば鑑定額がウソではなくなる(笑)
「と、とりあえず手付金で3千円払います。あとはそのうち、、、、」(-_-;)

まあそれだけ今の技術が素晴らしいんじゃないですか?
高価なものほどスーパーコピーもあるくらいですから
最後は本人が安かろうが高かろうが気に入って飾れば良いだけの話

こんなん聞いたら価値なしって鑑定された物の中にもすごいのあったんかもな

それじゃ逆パターンも有かもしれない訳で本物の高価な茶碗を1000円のお土産物ですと鑑定され、家に帰ってから叩き割ったとか・・・・(笑)想像したくないな

しんすけさん、石坂さん抜けたら、こんな感じか

自分の評判こうやって地に落とすリスクを背負って
番組出てるんだから許してやんなはれ

この中国人の話を鵜呑みにするのもどうかと思うけどね。
今頃、中国ではこの人の作品は高騰してるかもね。
本当に売るなら科学的に調査して白黒つけて鑑定書を取るだろうし、番組はバラエティとしてやってるんだからあくまで目安でしょ。

とりあえず大昔に先祖が大名家の子孫から買い求めたとか言っとけば、ゴミでも宝になる可能性がこの番組にはあるって事だな

けど「鑑定結果は番組独自の見解です」は責任放棄だと思う。

間違いなら間違いって言ってくれた方が番組のためだと思うわ

一時期、税務署もこの番組を観ていて高額判定だと相続資産と判定しているとの話を聞いた。
本当なら誤判定はどうなんだろうね?

税務署さん勤務中に「なんでも鑑定団」見れるんだ

古物は鑑定書なんて付いてないから、それの真贋を見極めるのはプロでも難しいところもあると思う。
それを誤鑑定しても、それだけプロも惑わされる物として贋作でも秀逸ということだろう。
妙なプライドはいらない。
間違えたなら、「間違えたました」とハッキリ言うのもプロの仕事。
ただ、今回は公共電波で国宝級と言ってしまい、後に引けなくなっちゃったのかな?

鑑定のプロとはいえ人間がやる以上仕方ない部分もあるよな。鑑定団は面白いし続いて欲しい


検証番組作って検証すればいいんじゃないの?

曾祖父の話が本当なら、どこかで取り換えられた可能性はない?
市が購入した絵画が、いつの間にか偽物にすり替わっていた話もあるし・・・


この番組は好きでよく見るが,こういう事が有ると興味が薄れる。鑑定額を発表するとき番組独自の鑑定額ですと注釈を入れなきゃね。鑑定額もその価格なら鑑定士が買うという金額に統一すべきですね。

鑑定士を鑑定して欲しい

鑑定ってどうしても感覚的なものにならざるを得ない世界。
鑑定ミスは、中島氏に限らずどの鑑定人にもあり得ることを前提に判断すべきだろうね。

GACKT様に見てもらったら

ダゥインチ の絵とかでも、科学的検証を何度も重ね10年掛けて結論が出たりするわけで。国宝クラスの芸術品鑑定なら色んな角度から検証して結論を出せば良かったんじゃないかな。1人ではないにしろ人の感覚と知識だけで国宝認定とかあり得ないのでは?

あれだって多分、事前に何が出るか聞いてて、ある程度調べてから鑑定してるんでしょ。

鑑定は事前に専門家が行っていると聞いている。番組の鑑定士はその鑑定結果を発表しているだけと思うが。

一応中島先生がみてる風だけど多分その前に別の専門化も見てるだろうしなあ


プロでも贋作を摑まされる業界なんだろうね

え。なにこのいまさらな記事。
かなり前にもう出てたような。。。

鑑定団で高額結果でた人はドキドキだろうな・・・

二束三文の鑑定結果の人もドキドキよ・・・

「曜変天目」完全な形で現存するのは世界で3点のみ。そのすべてが日本にあり、国宝である。
その3点も大丈夫なのか心配になってきた

まぁこれがホントなら李さんスゲーな
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